「経営者インタビュー」とは、デリヘル経営の体験談を、風俗業界の第一線で活躍する経営者の方にインタビューする企画です。今回は現在、全国で42店舗(2020年4月現在)を展開する、ぽっちゃりデリヘル『ちゃんこ』を運営されている渡辺さんにお話を伺います。このご時世でも毎月コンスタントに新店がオープンしている『ちゃんこ』の破竹の勢いの理由とは?
水商売を経験して21歳で上京
―――今、世間的には大変と言われている状況の中で、渡辺さんが運営されている『ちゃんこ』の各店舗が好調だと聞いています。
(渡辺氏)そうですね、おかげさまで。2月、3月と新しい店舗を数軒ずつオープンしましたし、多くのFCから黒字との報告を受けています。
―――今回は『ちゃんこ』の運営について、いろいろとお話を伺いたいと思います。
(渡辺氏)よろしくお願いします!
―――渡辺さんがこの業界に入る前の経歴を教えてください。
(渡辺氏)まず、水商売をしていました。それは地元でやっていたのですが、21歳までやっていて。それでいろいろあって上京したんですけど……いろいろな職業を経験したわりには、今の業種に直結するものって少ないですよ。デリヘルのドライバーが3日、ピンサロ店員が1か月程度で(笑)あと、歌舞伎町でも水商売を経験したんですけど、長続きはしませんでしたね。やっぱり、「今さら一からやるのもなんだし……」と面倒になってしまって(苦笑)
とくに業界修行も無く…
―――なるほど、業界に遠からず近からずの距離感ですね。
(渡辺氏)そうですね。そういう生活が2年ほど続きましたね。それで、とくに風俗業界で修行もしないままホテヘルを開業してしまいました。
―――え? そうなんですか?
(渡辺氏)そうなんです(笑)といっても、それは『ちゃんこ』ではなく、新橋でスタンダードな素人専門ホテヘルを開業しました。それが2005年の夏ですね。23歳でした。それが初月から黒字だったんです。
―――そもそも、なぜ風俗業を始めたのですか?
(渡辺氏)まず、上京して2年が過ぎて、そろそろ何かしないとな~と思っていたのと、水商売時代のお客さんに風俗のキャストさんが多かったので「俺にもできるんじゃね?」、「自分なら素晴らしい店ができるだろう」と安易な気持ちで開業してしまいました。完全にノリでした(笑)
―――よく、新橋に物件がありましたよね。
(渡辺氏)そこはラッキーでした。最初は新宿で開業しようと思ったんですけど、ライバルが多いじゃないですか?新橋は当時、今ほどでもなかったことも大きかったです。風営法の改正前でしたし。つまり、24時間営業ができたんです。それと案内所との関係も今ほど面倒なものじゃなかったのも大きかったですね。ずっと案内所にいることができた時代で。その後、法改正でそういうことができなくなったり、さらなる展開をしようと思って…まぁ、いろいろと大変になるんですけどね(苦笑)
全国でフランチャイズ展開して成功者のイメージしかない渡辺氏。大グループの代表であるにも関わらず、気さくな性格で周囲を和ます存在感に成功の秘訣が隠されているのでは?そんな渡辺氏の業界スタートは、御多分に漏れずに山あり谷ありだったようです。その話は次回に!
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ちゃんこ 渡辺氏
水商売を皮切りに、さまざまな職業を経験。そして、さまざまな風俗店を開業してきた。現在、ぽっちゃり風俗店の代名詞ともいえる『ちゃんこ』の第一号店を2010年に開業。今では全国に42店舗(2020年4月現在)を展開。2020年4月以降も随時、全国に開店を予定。今後、ますます目が離せない業界人です。
【ちゃんこ】
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